政府の赤字は民間の黒字
昨日は三橋経済塾の仲間と一緒に国会議員への陳情に行きました
秘書の方が対応してくれましたが、経済でなく他の分野が専門の政治家の方でした
だから余り政治に興味が無いようでした
教育だろうが農業漁業林業だろうが、教育研究だろうが、予算が必要である以上経済は欠かせないはずです
しかし、政治家の方がそういう感じで興味を持たないと必要な予算がつかずにやりたいことができないはずなんですけどね
何より政府の赤字は民間の黒字、政府が黒字になれば民間が赤字になる
という簡単な因果関係がなかなか理解してもらえませんでした
もちろん民間の黒字の中でも赤字の会社もあれば大きく黒字の会社もあるでしょう
でもそういう民間をすべて合計したときに、政府が国債残高を減らすために黒字にすれば民間は赤字になってしまうのです
必然赤字企業は増え家計も苦しくなります
本来はこれに海外も入ってくるので、貿易黒字になっていれば民間も政府も黒字ということは可能です
しかし、大きく貿易で黒字を出そうとすると資源の輸出でないと難しいです
日本のように現状資源が少ない国で貿易黒字をしようとすると、多くの国から睨まれてしまいます
なので、民間に現状も将来世代もツケを残させないように景気を良くしようと思えば、国が国債発行をして景気を上げていかないといけません
しかし政治家の方々がこの因果関係に気づいてもらわないと、国債発行を控えて更に国が貧しくなってしまいます
少しでも多くの政治家に理解してもらわなければと思います
世界で見ても財政黒字の国の多くは資源大国です
ちなみに隣の韓国も財政黒字です
資源大国でなくてもできるじゃないか!
そう思われる方もいるかも知れません
はい、できます
描いているように民間を赤字にすればできるのです
消費拡大を歌って家計が借り入れしやすくし、
国民を借金まみれにすれば財政黒字できるのです
日本の住宅ローンに対して減税するのも、民間の借り入れを増やすための対策の一つですね
でもこれって本当に将来世代につけを回すことになります
だって、民間は通貨発行権がないのでその借り入れは必ず返さないといけないからです
政府の自国通貨建ての国債は、その性質的に負債というよりも資本金と言ったほうがあっています
会社が会社の規模を大きくするために資本金を増やすように、政府が国の経済規模を大きくするために国債を発行する
適切な国債発行額なら程よいインフレになります
多ければインフレが加速し、為替も悪くなります
少なければデフレになり不景気になります
何事もバランスが必要です
自国通貨建ての国債に関しては税収とのバランスでなく供給能力とのバランスが大事になります
供給能力があるのに経済規模が小さいままでは安売り合戦になり労働環境も悪くなります
もっと日本の力を信じて国債発行を増やしてもらいたいものです
野球で例えると
議員や行政の方が政治のプロなら、
私たち議員を目指している人はノンプロや大学や高校球児
そして選挙に行く人や普通の会話で政治の話ができる人はアマチュア政治家なのだと思います。
議員にならなくても(アマチュア)政治家になれます。
だからもっと政治に興味を持って選挙にも行って
みんなが政治家になろう!