コストプッシュインフレで国債発行は大丈夫
今日本はコストアップインフレに陥っています
MMTなど自国通貨建ての国債では財政破綻をしないと言っている理論が浸透してきています
では際限なく国債を発行して良いのか
この問いに多くの人がインフレ率に影響を受けると言っています
では今のようなコストプッシュインフレであってもインフレしているのだから国債発行を減らさないといけないのではないか
そう考える方も多くいるのではないでしょうか?
安心してください
コストプッシュインフレのようなインフレであればその対策のために自国通貨建ての国債を発行して予算を増やすことは可能です
なぜでしょうか?
そもそもなぜ自国通貨建ての国債はインフレ率に影響を受けるのか
また、デフレ対策などもインフレ率を目標にするのか
これはインフレ率が大事なのではありません
需要と供給のバランスを取ることが大事なのです
そして需要が多くなっていないのかを調べる指標にインフレ率を使うことが多いのです
ですから単純にインフレ率を見ても意味がない
なぜインフレが起きているのかその理由を見て考えることが大事です
そして今のようなコストプッシュインフレの場合、更に需要が冷え込みデフレギャップがひどくなる可能性が高いです
インフレしても大丈夫なような対策をすることが大事です
単純にインフレ率だけ見るのは無意味です
本当に大事なのは需要と供給のバランスです
そういう意味では日本の供給能力に応じて国債を発行することが出来るということが出来ます
なので日本の供給能力が下がらないように保ち、伸ばすことが大事なのです
特に安全保障にも関わる食料関係、いろいろな生産のもとになる金属類や半導体、生活必需品やインフラ関係の技術、造船、車や飛行機を作る技術
このような供給能力は大事です
このようなものは既得権益と言われても守る必要が出てきます
とにかくインフレ率が高くなっているからもう国債発行を増やすことは出来ない
そんな事はありません
ちゃんと必要なだけ国債を発行して、今の危機を乗り越えることが大事です