政治家になろう!

市議を目指す活動日記です

なぜ供給能力が大事なのか

私は自国通貨建て国債の発行はインフレ率でなく供給能力に応じて決まると言っています
また、供給能力の維持増加が大事で国内の供給能力が低下しては駄目ということも言っています

 

なぜ供給能力なのか

 

まず国債発行について考えましょう

 

例えば橋を国債発行して作るとします日本の企業が受注するのであれば、社員の給料や多くの下請けへの支払い、そして何より税金が日本円での支払いになります

日本政府がその企業への支払いは日本円で問題ありません

なので円建ての国債を発行できます

 

しかし日本の企業では橋を作る能力がなく、外国の企業に発注しないといけないとなるとどうでしょう

外国企業は自社の利益も多くの社員への支払いも、何より税金の支払いもその国も通貨になります
日本政府がその企業への支払いはドルなど他国通貨での支払いになります

するとドル建ての国債など他国通貨建て国債発行をしないといけなくなります

 

この様になるとたとえインフレになっていなくても、ドル建てなど他国通貨の国債を発行することになります

すなわち日本国内での供給能力が低下すれば、円建ての国債が難しくなるということになります

 


次は今回のコロナ禍の状況、その後のロシア・ウクライナ戦争の状況を見てみましょう

 

グローバリズムの経済とは世界が安定しているから可能なのです
古くはウイグル商人やムスリム商人がシルクロードの交通の安定を図るためにモンゴル帝国を支援した
不安定な社会ではグローバリズムな経済は狭まります
今後のもっと不安定化すれば簡単に物が輸入されなくなります
その時に日本国内である程度の物が共有されるのであれば生活は困りません
しかし供給出来ないものが多ければ、お金はあっても物が買えないそんな事態も簡単に起こってしまいます

 

その国の経済規模は供給能力で決まります
今の日本はまだ供給能力が高く、そのためにデフレギャップに陥っています
デフレギャップをなくすには供給能力を下げるか需要を伸ばすか
供給能力を破壊してしまっては経済規模が縮小し日本がより厳しい状況になるだけです
需要は政府支出を増やすことで伸ばすことが出来ます

 

供給能力を維持し拡大するために政府支出を伸ばすことが必要になります